ごあいさつ

Greeting
友魂一心

2026年度 大迫 健吾

理事長所信

Director policy
はじめに
和泉青年会議所は、創立以来「明るい豊かな社会の実現」を目的に、まちづくり・ひとづくりのために運動を展開してきました。しかし、温暖化や少子化の進行に加え、人口が都市に集中し、地方の地域コミュニティの弱体化といった問題も深刻化しています。また、グローバル競争、AIの普及や、DXの促進等の技術革新に伴い、働き方、産業構造が急速に変化しており、私たちは今、社会が大きく姿を変える時代を歩んでいます。このような時代だからこそ、地域に根差し、地域の方々とともに未来を創り上げる青年会議所の役割は、これまで以上に重要になっています。変化の波に揺らぐ社会の中で、人と人とを結び、希望の光を灯し続ける存在こそが、この時代に生きる私たちの使命なのです。
仲間とともに成長する組織へ
JC運動の根幹は人材育成です。メンバー一人ひとりが成長し、地域のリーダーとなるため、研修事業や体験型活動を積極的に展開してまいります。自ら挑戦し、失敗から学ぶことで次の一歩を踏み出せる人材を輩出していきたいと考えます。しかし、会員の減少や、入会3年未満の会員が占める割合の増加等の課題も存在し、社会や地域の環境が大きく変化している中で、これまでのやり方だけでは十分に応えられない場面もあります。だからこそ、組織の在り方をより柔軟に見直し、新しい発想を取り入れながら前に進むことが大切だと考えています。また、風通しの良い組織風土を築き、情報共有と意見を活発に行う組織づくりを目指しながら、メンバー同士、お互いを思いやる心、尊重し合う心を大切にしていきます。そして和泉JCのメンバーが団結し、個々を思いやることでそれぞれが輝きます。その結束があってこそ、まちを活性化できると考えています。急速に発展し、変化していくこの時代に合わせて、我々青年会議所の活動の在り方や、運営方法も変化させなければならないフェーズにきていると強く感じています。人の心に響く活動を続ければ、必ず会員拡大に成功すると信じています。さらに、他団体が実施している会員拡大に資する事業も参考にしながら、和泉JCを力強い組織へと押し上げ、熱い志を持ったJAYCEEが100人在籍するLOMを目指し、その礎となる年になるよう邁進してまいります。
国境を越えて心をひとつに
台中港国際青年商會とは、姉妹JC締結をしてから50年以上が経過しました。また、韓国大阪青年会議所とは、友好JC締結となってから9年目を迎えます。それぞれ文化や歴史が違う中で、ここまで絆を深めることができたのは、先輩諸兄姉のご尽力の賜物です。これまでの交流は、単なる儀礼にとどまらず、お互いの歩みを知り、価値観を共有し合うことで、新たな視点と学びをもたらしてきました。これから先、友好関係をより強固なものにするには、お互いの歴史や現状について理解を深めることが必要不可欠だと考えます。その過程で悩みや喜びを分かち合うことで友情を育み、未来を切り拓く力となります。そして、その力は一人ひとりの成長を支えるだけでなく、地域や社会に還元されていくものだと確信しています。先輩諸兄姉が築いて下さった交流の機会に感謝するとともに、今一度その意義を再確認し。私たちの世代がさらに発展させ、次世代へと繋いでいくべき歩みです。仲間との交流を通じて育まれた友情は、悩みや喜びを分かち合い、ともに挑戦する勇気を与えてくれます。その友情が一人ひとりの成長を後押しし、やがて人生を生き抜く上でかけがえのない宝物になると確信しています。
まちの未来を共に描く
和泉市は、大阪府南部に位置し、古代から中世にかけては和泉国の中心地として栄えてきた、歴史、文化、自然が調和する魅力あふれるまちです。広域から人を呼び込み、若年層やファミリー層が集う大型商業施設や、国際交流や地域連携に強みのある桃山学院大学、弥生時代の大規模な環濠集落跡で、国指定史跡になっている池上曽根遺跡、また槇尾山には施福寺もあり、歴史と自然が融合しています。このように多彩な地域資源を有する和泉市には、学びと成長の時期にある0~19歳人口が約19%、働き盛りで子育て世代の20~39歳人口が約20%と、合わせておよそ40%を占める多くの若者が暮らしています。しかし、都市化が進む一方で地域の繋がりや担い手が不足していたり、伝統的な産業や歴史的資源があるが、それを活かしきれていないのが現状です。私たち和泉JCが、このような地域資源を最大限に活かし、地元企業や市民団体、行政との協議や連携を力強く推進することで、次代を担う若者がこのまちで挑戦したい、このまちを誇りたいと思える環境づくりに力を注ぎます。また、市内の教育機関や地域団体と協力し、教育や地域活動の機会を充実させ、若者が自分の可能性を見出し、地域の発展に関わる場を広げていきます。和泉JCは、地域の方々とともに歩むパートナーとして、和泉で育って良かったと誰もが誇れるまちを目指し、未来へと繋がる挑戦を続けてまいります。
このまちに生きる未来の光
子供たちには無限の可能性があり、夢や希望を持って成長する姿は、地域の未来そのものです。地域全体でその未来を支え、共に育んでいく役割を担っています。しかし近年、青少年を取り巻く環境は決して良いものばかりではなく、家庭や学校、地域社会の繋がりが希薄化し、心のよりどころを見つけにくい現状があります。SNSやデジタル機器の普及による新たな課題、学習や進路への不安、さらには地域との関わりが少なくなることで、自分の居場所を感じられない子供たちも少なくありません。かつて当たり前だった地域の大人たちが子供たちを見守り、育てるという文化が薄れつつある今だからこそ、私たち和泉JCが率先して、子供たちの成長を支え、挑戦できる場を創り出す使命があると考えます。私たちは、地域の教育機関や企業、行政と連携し、子供たちが夢や希望を描き、自ら行動する力を育む機会を積極的に提供します。体験型の学習プログラムや地域貢献活動等、子供たちが挑戦し、失敗から学び、成功をつかむ経験を積める場を広げていきます。また、地域の伝統行事や文化体験を通じて、地元への誇りと愛着を育み、将来和泉で生き、和泉をより良くしたいと思える人材を育てることを目指します。未来を担う子供たちが、自分の可能性を信じ、社会と繋がりながら成長できる地域環境を整えること。それこそが、私たち大人が次世代へ贈る、何よりも大切な財産であると確信しています。
心をひとつに歩む仲間たちへ
私たち青年会議所は、単年度制であることから、運営方法や目的を達成するための手法も毎年変化します。その変化は、時代の流れや地域の課題に合わせて柔軟に取り組みを変えることができ、常に新しい発想で挑戦を続けることができるという強みがあります。挑戦することで積み重ねてきた一つひとつの運動が、やがて大きな歴史をつくり、地域の未来を支える礎となっていきます。その礎を築くのは一人ひとりのメンバーです。各メンバーが主体的に考え、行動し、学び、成長していくことが、組織全体の力となります。互いに刺激し合い、高め合う関係を築くことで、和泉JCはさらに大きな可能性を広げていくことができるのです。そして何よりも大切なのは、共に歩む仲間の存在です。仲間がいるからこそ挑戦でき、仲間がいるからこそ困難を乗り越えられる。喜びも悩みも分かち合いながら進むことで、私たちは一人では決して生み出すことのできない力を手にすることができます。その力は、やがて地域を動かす大きな原動力となるでしょう。そのような団体だからこそ、地域の課題を見つけるために、JAYCEEとしての質を高めることも積極的に行うことができると考えます。我々の経済が安定し、身体が健康でなければ、仲間とともに描く希望の社会は実現できません。私は、和泉JCのメンバーみんなが輝けば、まちも輝くと確信しています。
むすびに
希望あふれる持続可能な地域社会の創造は、我々青年会議所の運動なくして成し得るも のではありません。少しでもより良い社会に近づけるように、歴史と伝統を大切にしながら、仲間と魂を共鳴させ、心を一つにして進む「友魂一心」の精神のもと、最高の仲間たちと共に、明るく元気に運動を展開してまいります。仲間を信じ、地域を愛し、そして未来を創る。私は和泉青年会議所のために、この強い想いを胸に、英知と勇気と情熱をもって2026年度も挑戦を続けます。

全ては、明るい豊かな社会を実現するために